スターバックスのフィラデルフィア事件をめぐって

日本でも多くのメディアで報道されたので、ご存知の方が多いと思うが、スターバックスが、5月29日午後に米国内の8000店以上の全直営店を、一時的に閉店にするという。約17万5000人の従業員に人種差別に対する教育(racial-bias training)を行うためだ。

事のおこりは、4月12日にフィラデルフィア店で、2人のアフリカ系男性が注文しないまま店内にいた。従業員から店を出るように求められ、「友人を待っている」として店から出なかったため、従業員が警察に通報。2人は「不法侵入」として逮捕された。

この動画がTwitterに投稿され、人種差別との批判が全米でおこった。

CEOのKevin Johnson氏は4月14日に謝罪。
こちらが、スターバックのサイトに掲載された謝罪文
news.starbucks.com

まず、最初におわびを述べた上、すぐに調査を始めたことを報告する(「We have immediately begun a thorough investigation of our practices. 」)さらに、店員教育、翌週には学びのシェアを行うと言う(we will host a company-wide meeting next week to share our learnings, discuss some immediate next steps and underscore our long-standing commitment to treating one another with respect and dignity. )

なお、このステートメントの中にはないが、abc world news(Podcast、4月16 日)は、CEOの発言として、「unconscious bias(無意識バイアス)の教育を行う」と伝えている。

加えて、4月17日に、冒頭に書いた通り、5月29日午後に米国内の8000店以上の全直営店を一時的に閉店にして、約17万5000人の従業員へのracial-bias trainingを行うことを発表した。

徹底している。
明らかなハラスメントに関して、どこか人ごとのような対応をとっている、どこかの国の組織とは、言っていることもやることも、スピード感もまったく違う。

(上記は、abcニュースの他、以下の記事を参照しました)

Washington Post
Starbucks CEO apologizes after employee calls police on black men waiting at a tablewww.washingtonpost.com

ハフィントンポスト 日本版
スタバ8000店で人種差別研修 友人を待っていた黒人男性逮捕への批判を受けてwww.huffingtonpost.jp

Reuters
Starbucks to close 8,000 U.S. stores for one afternoon for racial-bias trainingwww.reuters.com