石倉洋子さんはなぜいつも元気でアクティブなのか?

まもなく、石倉洋子さんの新著『世界で活躍する人が大切にしている小さな心がけ』(日経BP社)が刊行される(現在予約受付中で、アマゾンでは7月9日発売)。いろいろなご縁があって、この本は私が編集を担当させていただいた。版元である日経BP社で担当してくださっているのは、最近では『Hard Things』、それ以前には『フェイスブック 若き天才の野望』『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』など、数々のベストセラーを手がけてこられた中川ヒロミさんだ。
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石倉洋子さんとはじめてお会いしたのは2009年4月(会うと元気がもらえる人 - The Power of Words: Kyoko Fukuda's Blog)。今回、この本を編集することによって、なぜ石倉さんがいつも元気でアクティブなのか、その秘密がわかった気がした。詳細は、本が発売されたらぜひ実際に読んで確認していただきたいが、ご本人の了解のもと、いくつかポイントをご紹介させていただく。

石倉さんのこの新著のキーワードは、「気軽に」「試してみる」「実践する」「続ける」。つまり、「行動のすすめ」である。reactive(受け身)ではなく、つねにproactive(自ら率先して行動する)。

たとえば、パネルディスカッションなどで最初に質問する、わからないことは小さなことでも何でも聞いてしまう。また、何かをやる前に、ああでもない、こうでもないと悩んでないで、まずは気軽に試してみて、それでダメならまた違うやり方を試してみる。人に質問することによってアイデアは磨かれ、トライアルをくりかえすことで、たとえばプレゼンテーション、モデレーターのやり方などもどんどん洗練されていく。

それを日々実践するのが石倉さんのやり方だ。これは、簡単なように見えて、実は取り組むのがとても難しい。それは、私も含め、多くの人は「なまけもの」であるのと、もうひとつは、「自意識」が邪魔してしまうからだ。失敗したら恥ずかしい、こんなバカな質問をしたらどう思われるだろうか、等々。それについて、石倉さんは、「考えすぎないですぐ行動する」「変化を認める」などのアドバイスをしてくださっている(9節「完璧は目指さない」)。

そして、文字どおりのフィジカルな「元気」の秘訣としては、十代の頃からほとんど毎日何らかの運動をしてきて、それが、ご自身が世界で行動する際のなによりの源となっているそうだ(10節「一に体力、二に体力!」)。

一方、メンタル面での「元気」を維持できているのは、「失敗した時」「挫折した時」の対処法も、メソッド化されているから、と本書の原稿を読んでいて納得した。つまり、「まずはマイナスのエネルギーを追い出す」、その次に、「理由を分析、時には書き出してみる」(27節「思い通りいかず挫折したら?」)。なるほど、このようなやり方を実践すれば、何か失敗しても憂鬱な気分をいつまでもひきずることなく、長期的には「元気」でいられる(はず)。

元気でアクティブな人のまわりには、同じように元気でアクティブで、知恵と経験が豊富な人が集まってくる(石倉さんのまわりを見ているとそう思う)。そうすると、アイデアを磨いたり、気軽に質問することがますます効率的で効果的になる。それにより、生産性はどんどん上がる、という好循環になる。石倉さんの恐るべき生産性の源は「元気」にあるのだ!

本書の28項目の一つひとつは、それほど複雑ではない「小さな心がけ」だ。あとはそれをいかに実践していけるか?
この本を編集している最中から、私もさっそくいくつか試している(3節「どこに座るかであなたの価値が決まる」など)。いつの日か世界で活躍できることを夢みつつ……。

本書について書きたいことはまだまだあるけれども、ネタバレになってしまうとよくないので、このくらいにしておこうと思う。発売になったら是非手に取っていただきたい。

世界で活躍する人が大切にしている小さな心がけ

世界で活躍する人が大切にしている小さな心がけ