音読の効用

このところ、いくつかの経験から、「音読」がマイブームになっている。

1)英語の音読会への参加
友人にさそってもらって、企業のPrinciplesを英語で音読する、という集まりに参加させてもらった。音読だと、たしかに一語一語をないがしろにできないので、理解が深まるとともに、「体にはいってくる」ことを実感した。

2)英語の勉強への音読のとりいれ
ここ4、5年、断続的に英語のトレーニングをしてきたけれど、まったくものになっていなくて、とうとう、「もうこれがダメならあきらめよう」と、肚をくくって、「毎日」トレーニングを始めた(5月末から)。そのメニューの1つに音読を取り入れている。まだこれについては、始めて日が浅いので効果のほどはよくわからないが、少なくとも、多少、口はまわるようになってきた。

3)日本語でも「音読」
私の仕事のひとつに、日本語の文章の編集があるが、脱字などを見つけるのに、音読はとても効果的だ。漢字の誤字などは、黙読でも見つけられることが多いが、ひらがなやカタカナの脱字は、目で読むだけだと、見落としてしまうことがある。最近も、最終段階の記事のチェックに「音読」をもちいて、その効果を実感した。

このように、音読の効果をさまざまな局面で実感していたところ、今日、日経新聞の「私の履歴書」(松本紘・理化学研究所理事長)を読んでいたら、「教科書の声出し丸暗記」が試験対策だった、と書かれていた。音読の学習効果については、茂木健一郎さんも書かれていたのを読んだことがある(目で読むだけでなく、声に出して読んでそれを聞く、手で書くなどが重要、ということだったと思う)。

ふりかえってみると、私の数少ない特技は百人一首なのだが、これなども、覚えたのは小学校に上がるか上がらないかのころ。まさに、父が読む百人一首を耳で聞いて、目で文字を見て、ということで自然に記憶にしまい込まれた(脳の柔らかい時期だった、ということもあるのだろうが)。

◯◯の手習い、ではないが、またその頃を思い出して、「音読」(とくに英語)に精を出してみようと思う。