本・モノ諸々

明後日から1週間、電波の届かないところに行ってしまうので、その前に、最近目にとまった本やモノについて、ニュースクリップ的に。

  • このブログの読者の多くの方にはおなじみの、勢川びきさんの『サラリーマンに効くクスリ!』が発売されました。勢川さんのブログでは、よく昆虫のアップ写真が掲載されていて、常々、勢川さんはファーブルのような人ではないかと感じていたのですが、1冊にまとまった本として読んでみて、ますますその感を強く持ちました。つまり、観察眼がとんでもなくすごい。ふつうの人なら見逃してしまうような、カイシャの日常やサラリーマン生活の機微を逃さずとらえ、わかりやすく拡大して、しかも4コマという限られた中にギュッと詰め込んで見せてくれます。それにしても、ブログで1話ずつ読んでいたときには気がつかなかったのですが、こうして1冊にまとまった形で読んでみると、勢川さんのカイシャへの深ーい愛を感じてしまうのは、私だけでしょうか。
  • 3・11の震災以後、自分の物欲というものが、すっかり蒸発してしまったように感じていたのですが、『スぺンド・シフト <希望>をもたらす消費』を読んで腑に落ちました。リーマン・ショック後のアメリカでの消費動向調査をもとにしたこの本を読んで、今の日本や、私自身の心境にぴったりあてはまるように思ったのです。「価値観の表現につながるものを持ち、使いたい」「『何を持つか』から『どう生きるか』へと重点が変化した」(同書206〜207ページ)。「消費は、よく知っているもの――価値を見極められるもの――へと向かうだろう」(358ページ)。
  • そのように、自分自身の物欲がほとんど蒸発するなかで、めずらしく一目ぼれして買ってしまったのが、Piece to Peaceが提供しているFEEDというブランドのケニア製のバッグです(写真→)。デザイン、質感、軽さをともに満たす稀有なカバンです。加えて、このカバン1つ買うと、ケニアの子ども二人の1年間の給食費分が寄付される、というソーシャルな面もあります。(そうした寄付つきであることは、あとで知りました。)

4コマ戯画 サラリーマンに効くクスリ! 会社に“ダメ人間”にされないための77話 (KINDAI E&S BOOK)

4コマ戯画 サラリーマンに効くクスリ! 会社に“ダメ人間”にされないための77話 (KINDAI E&S BOOK)

スペンド・シフト ― <希望>をもたらす消費 ―

スペンド・シフト ― <希望>をもたらす消費 ―